▼旅行13日目
▼写真(ヴェルサイユ)
★3月13日★フランス3日目。Versailles
翌13日はヴェルサイユ宮殿に向かう。パリから電車で45分ほど。駅から歩いて10分である。宮殿はとにかく広く、豪華だった。大きな宮殿の全ての部屋が10回以上改装したのだとガイドに書いてあったとおり、本当に贅を尽くしたつくりになっている。
また、庭園も広大で、宮殿からはるか先まで続いている。なにしろ庭の中に大運河があって、ルイ14世はその運河で離宮まで行っていたそうだ。ちなみにこの離宮までは約2キロ。大運河は全長3キロだそうだ。
庭園は直線的な道と、その道に挟まれた木々、そして道が交差するところに噴水があるとても人工的な感じのする庭だった。庭の木々はきれいに刈りそろえられていて、また機械の回路のように複雑で精巧に配置されている。低木によって迷路のようなエリアや、中心の噴水から放射状に道が広がる林などがある。また、長方形に刈り込まれた大きな木による並木道が延々と続くなど、イギリスのバッキンガム宮殿前の公園とは趣が全く違う。
ヴェルサイユ宮には離宮が2つあるが、ルイ16世によってマリーアントワネットに贈られた小トリアノン
宮がある。ここにも庭があるのだが、こちらの庭はイギリス風庭園を内包しているだけあって、曲がりくねった道や起伏、洞窟や雑多な木々がある。個人的にはこちらの庭の方が、落ち着く。
このヴェルサイユ宮殿の一番の印象は「兵どもの夢のあと」であった。または、ジブリアニメの「天空の城ラピュタ」のシーンで、パズーとシータがラピュタ城の庭で園庭のロボットに「君、さびしくないの?」と聞いたときを思い出させた。庭や宮殿は今でも華美で尊大だが、主のいない宮殿は、どこか物悲しい。
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