2010年4月4日日曜日

旅行記0310 アムステルダム

▼旅行10日目
写真(アムステルダム)
★3月10日★オランダ2日目。Amsterdam

 ロッテルダムを後にし、アムステルダムに向かう。アムステルダムはさすがに北のベネチアといわれているだけあり、運河がはりめぐされた港町である。しかし何よりも素晴らしかったのが、その美しい建物と公共交通機関のネットワークである。オランダの建物のイメージそのままである3角屋根の建物が並ぶ。建物はパステル調で落ち着いているが色鮮やかで見ていて飽きない。またトラムとバスは本当に多く走っていて要所にはすぐ行けるだろう。
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 今回、駅前で自転車を借りたので、自転車でアムステルダムの街を走ったが、本当に走りやすい。ロッテルダムもそうだったが、本当に自転車道路が整備されている。パリもVelibというコミュニティサイクルがあって自転車利用に力を入れているが、この自転車道路のネットワークや自転車用信号などのインフラの充実は本当にすごい。惜しむらくは天気が曇りで、風が冷たかったこと。暖かい季節ならベストな移動手段だろう。自転車については、パリと少し違い、公園の中も走っていいようだった。これはイギリスでもそうで、ロンドンのハイドパークでは多くの自転車が走っていた。パリの公園や広場は自転車交通は不可で、乗っていると怒られた。公園の考え方の違いなのかだろうか。

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 アムステルダムで見学した施設はアンネフランクの家とシティホールの2つ。アンネフランクの家はアンネの日記で有名なユダヤ人の少女アンネが、実際にナチス占領下のアムステルダムで隠れていた家である。その家を、家族で一人生き残った父親のオットーフランクなどの尽力で記念館にしたものである。2年間も狭い隠れ家で家族・友人と隠れ住んでいたアンネの気持ちや、背比べをして柱に記した跡が残っている。この記念館の中でもっとも心に残ったのは、オットーフランクが戦後に残した言葉だった。「To build a future, you have to know a past.(未来を築くためには、過去を知らなければならない。)」

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 シティホールはたまたま入った。たまたま入ったが、素晴らしいコンサートホールもあり、たくさんの方が何かの公演の開場待ちをしていた。また、アムステルダムの歴史や建物を紹介するコーナーがあった。ここでは、年代ごとにアムステルダムの歴史的建造物を教えてくれた。また、透明なパイプがあり、水が上下している装置があって、なにかと思ったらシティホールの海抜を知らせる装置だった。特に、数十年前に大洪水があった時の最大水位まであがるパイプもあり、洪水の恐怖と教訓を今に教えるようだった。

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