2010年3月26日金曜日

旅行記0305 レッチワースガーデンシティ

▼旅行5日目
▼写真(レッチワース):http://picasaweb.google.co.jp/TKei.ceo.lablog/0305#

★3月5日★イングランド4日目。Letchworth



 リバプールからロンドンまでは高速列車で2時間。列車の中ではブリティッシュブレックファストをいただくことができた。紅茶を飲みながら車窓を眺めるととても優雅な気分になれる。さてロンドンのユーストン駅に着いたあと、すぐにキングスクロス駅からレッチワースガーデンシティに向かった。



 レッチワースは世界で初めてのガーデンシティ、田園都市として有名な街。100年くらい前にE・ハワードという人が考えた街の理想像を実際に作ってしまった街である。日本では「明日の田園都市」という本になっている。英国やドイツ、アメリカ、そして日本の街づくり、ニュータウン開発に大きな影響を与えた本である。



 そのレッチワースは、駅に着いてすぐに「世界初のガーデンシティへようこそ!」という看板があったりする。この街は「明日の~」に書いてある通り、中心街に広場がありそこから同心円状に商業街区や公園、住宅街、工場、農場が計画的に広がっている。特にハワードが「クリスタルパレス」と呼んだガラス張りのアーケードや、庭が広い住宅、たくさんの環状道路、そして大きな公園があり、ハワードたちの熱意を感じた。特に公園には野生動物が多く、シカもいた。イギリスの公園はたくさんの野生動物がいるが、シカを見たのはここだけだった。


 また、郊外にはStandalone farmというテーマパーク的な農場があり自給自足の街を目指した往年の名残を感じさせる。街の中心部には記念館があり、街の生い立ちや田園都市の考え方がわかりやすく説明されている。また、中心部の公園にはハワードの胸像や「3つの磁石」の記念碑もあり、面白い。街一番の商店街の道路は、現在工事中で、新しく生まれ変わる様子だった。

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